“子どもの「できた!」を増やす専門家”作業療法士7人によるリレーコラム #06|家庭学習の工夫から生まれた事例
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“子どもの「できた!」を増やす専門家”作業療法士7人によるリレーコラム #06|家庭学習の工夫から生まれた事例

【コクヨ】しゅくだいやる気ラボ

こんにちは。高畑先生よりバトンを受けました作業療法士の高島聡江です。放課後等デイサービスで小学生に学習支援などを行っています。

お子さんの学習についての悩みや課題は様々です。中でも学習に取り掛りかかれない、なかなかやる気が起きない、集中力が持続しないと言うお悩みについてはよく相談を頂きます。親は『いつになったらするんだろう』『早くやりなさい!』『集中してやれば間違えないのに』、一方で子ども側も『今やろうと思っていたのに』『やる気はあるけど身体が動かない』など、結局は両者ともにストレスを感じているというのは親子のあるあるエピソードではないでしょうか。

宿題への取り組み方を工夫したことで変わったA君

学習にとりかかる為に親子で工夫し取り組まれたA君親子についてご紹介したいと思います。A君は小学校の中学年の男の子。毎日の宿題がとてもつらい。やろうと思うがダラダラしてしまう、部屋の隅に隠れてしまう。嫌な気持ちが限界にくると気絶した様に寝てしまったり、わざと学校に宿題を置いてきたりすることもしばしば。昼休みも返上して一学期間かけて宿題を終わらせる為、宿題は苦行でした。

『いやだ!』と思いながらも、誰よりも宿題にかけている時間が長いために遊ぶ時間は無く、友だちもほとんどいませんでした。A君が勉強に取りかかれない背景として、「姿勢が保てない。気持ちもシャキッとしない。(自律神経の調整が難しい)」ことと、「適度な刺激が無いと覚醒できない。持続も難しい。(特性による脳の特徴)」をお母さんに伝えました。お母さんが夕飯を作る時間にリビングで宿題をする。夕食の前後に宿題を分散させる。バランスボールで跳ねる。お母さんに身体を揺らしてもらうなどお母さんが環境を調整してくれました。

A君も眠くなったら走りに行く、顔を洗う、筋トレをするなど自分で工夫をするようになりました。宿題が段々と残らなくなり昼休みに遊べるようになったことで、友だちが出来ました。その後も課題にぶつかった時は「どうやったら出来るかな」と次の作戦を考えるようになりました。

作業療法士は、お母さんやお子さんのこうした「作戦会議」のお手伝いが出来るかもしれません。

リレーコラムの最後は、中岡先生による「子どもの偏食に困っているお母さんへ」という応援メッセージです。お楽しみに。

文:合同会社BASEともかなFLOW郡山
高島 聡江

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