“子どもの「できた!」を増やす専門家”作業療法士7人によるリレーコラム #02|じっとしていられないお子さんへ
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“子どもの「できた!」を増やす専門家”作業療法士7人によるリレーコラム #02|じっとしていられないお子さんへ

【コクヨ】しゅくだいやる気ラボ

皆様、こんにちは。作業療法士の福永といいます。川﨑先生からバトンを受け、私からはじっとしていられないお子さんと保護者の方に向けてのメッセージを書かせていただきます。

じっとしていられないお子さんへ、というテーマを聞くと「集中力がない?」「理解力が良くない?」のようにお子さんの中に理由を探そうとする方が多いのではないでしょうか。今回は、私からは少し違った視点からお話出来たらと思います。

簡単に言うと「じっとしなくても完了できたらOK!」ということから始めてもよいのではないか、ということです。例えば、「じっとできないので宿題が終わらない」という相談を受けた時、まず私が考える事は「合間で歩きながらなら宿題できるかな?」「何問までなら座って出来るかな?」「どうやったらやる気が上がるかな?」ということです。

30問の算数の問題をしなければならない…と量の多さに途方に暮れると、億劫に感じるのは私たちにも想像できます。ではその時に、5問ずつを6セットにしたらどうでしょう?印象が変わりませんか。5問ごとにお母さん・お父さんに見せて褒められるとしたらどうでしょう?6回も褒められることになります。お母さん・お父さんに報告するために立ち歩いても怒られずに済みます。また、タイムアタック形式にしたり、ゲーム性を持たせるのはどうでしょう?お母さんの皿洗いとどっちが早く終わるか競走にしたら、メラメラ燃えるタイプのお子さまもいらっしゃると思います。

多くの方は、じっとできて集中力があるから勉強できると考えがちかと思います。そういった面ももちろんあるのですが、まずはお子さんに合った方法を取り入れる事で勉強への取り組みが増え、そのことが集中力にも良い影響がある、ということも共有できたらと思います。

“掃除”に例えてみましょう。行う前は億劫だな……と思っているけれど、いざ始めたら時間を忘れてやっていた、という経験がありませんか?やる気スイッチはやっているうちにONになるのです。

私たち作業療法士は、お子さんの周りの環境を変えることで、始めの一歩を出しやすくするような工夫も考えています。お子さん毎のオーダーメードの取り組み方があると私は思っています。

もちろん、工夫を考えるにはお子さんの行動から特徴を分析することも必要です。次回は原田先生から「じっと座っていられないお子さんへ」をテーマに応援メッセージを頂きたいと思います。お楽しみに。

文:白鳳短期大学リハビリテーション学専攻作業療法学課程
福永 寿紀

作業療法士リレーコラム第3回
「じっと座っていられないお子さんへ」はこちら>>


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